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インプラントと差し歯の違いは?
メリット・デメリット、
費用や寿命を解説

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込んで歯の機能を回復する治療法です。その特徴から「差し歯」と混同している方もいらっしゃるようですが、インプラントと差し歯はまったく異なる治療法です。今回は、インプラントと差し歯の違いや、それぞれのメリット・デメリット、寿命や費用について解説していきます。

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インプラントと差し歯の違いは?

インプラントも差し歯も、失った歯の機能を回復させるための治療法ですが、両者はまったく異なる治療です。インプラントと差し歯の違いを理解しておきましょう。

インプラントとは

インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上から人工歯を装着することで噛む機能を回復する治療法です。差し歯との大きな違いは、歯の根っこ(歯根)の有無です。インプラントは歯が抜けて、もしくは抜歯して、歯根まで失った場合に選択される治療法です。天然歯の歯根の代わりに人工歯根を埋め込み、人工歯根を支えにして人工歯を装着します。

差し歯とは

差し歯とは、歯の根っこ(歯根)の上に被せ物(クラウン)を装着することで、噛む機能を回復する治療法です。インプラントとの大きな違いは、自分の歯の根っこが残っている場合に採用される治療法であることです。虫歯などで歯冠の大部分を失ったとき、残っている歯の根に「コア」と呼ばれる土台を入れ、その上から被せ物を装着します。つまり、歯根部分は自分の天然歯であり、歯冠部分が人工歯という構造になります。

インプラントと差し歯の違い【治療の流れ】

インプラント治療では、まずレントゲン撮影やCT撮影で、顎の骨の状態や血管の位置などを確認する検査をおこないます。検査で問題がなければ、顎の骨にインプラントを埋め込む手術をおこないます。インプラントと顎の骨がしっかりと結合するのを待って、最後に人工歯を装着するのが一般的な治療の流れです。

差し歯治療では、まずレントゲン撮影などの検査をおこない、虫歯部分をすべて削り取ります。そのうえで、歯根の治療をおこないます。歯根の治療が終わったら、歯根に「コア」と呼ばれる土台を入れ、そこに被せ物を装着するのが一般的な治療の流れです。

インプラントと差し歯の違い【寿命】

インプラントの寿命は、一般的に10~15年とされています。歯磨きなど日々のメンテナンスを怠っていると、寿命を迎える前にインプラントがダメになってしまうことがありますが、日々のメンテナンスを怠らず、衛生的な口腔内環境を維持できていれば、寿命を超えて使い続けることができます。

差し歯が何年くらい持つかは、保険適用の素材を選ぶか、自費治療の素材を選ぶかによって変わってきます。保険適用の差し歯の寿命は5~8年程度であるのに対し、自費治療の差し歯の寿命は10〜20年程度と長くなります。ただし、自費治療の差し歯でも、歯根の状態が悪い場合などは寿命が短くなる可能性があります。

インプラントと差し歯の違い【費用】

インプラント治療は保険が適用されず、治療費は全額自己負担になります。歯科医院によって差はありますが、インプラント1本あたり35万円〜50万円が治療費の相場です。

差し歯治療は、コアや被せ物の素材によって保険適用になる場合と自費治療になる場合があります。保険適用の差し歯の相場は1本あたり3,000円~8,000円程度、自費治療の差し歯の相場は1本あたり5万円~20万円程度とされています。

インプラントのメリット・デメリット

インプラント治療のメリット・デメリットをお伝えします。

インプラントのメリット

インプラント治療によって埋め込まれた人工歯根は顎の骨と強固に結合するため、天然歯と同じように力強く噛めるようになります。まるで自分の歯のような噛み心地が得られるのは、インプラントの大きなメリットだと言えるでしょう。また、インプラントに被せる人工歯は審美性に優れており、その歯がインプラントであることはほとんど分からないと言われます。

インプラントは歯根を失ってしまった場合に選択される治療法ですが、歯根を失ってしまった場合の選択肢としては入れ歯やブリッジもあります。ただ、入れ歯やブリッジは周囲の歯を支えにするため、支えにする歯に負担がかかって寿命が短くなりがちです。その点、インプラントはそれ自体が「自立」するため、周囲の歯の健康を損なうことがありません。

インプラントのデメリット

インプラントは基本的に自費治療であり、治療費は全額自己負担になります。治療費の負担が大きいのは、インプラント治療のデメリットだと言えます。また、インプラント治療は外科手術をともないます。手術の際は局所麻酔を使うので痛みを感じることはありませんが、外科手術が苦手な人にとっては心理的な負担になるでしょう。

その他、インプラント治療は治療期間が長くなりがちです。口腔内の状態や埋め込むインプラントの部位・本数などによって治療期間は変わってきますが、短い場合でも約3ヶ月、長い場合は1年程度かかります。また、誰でもインプラント治療を受けられるわけではありません。重度の全身疾患を患っている方や放射線治療を受けている方、免疫不全を患っている方のほか、妊娠中や授乳中の方、顎の成長が終わっていない未成年の方、ご自宅での歯磨きがきちんとできない方などは通常、インプラント治療を受けることができません。

インプラントがおすすめの方は?

そもそも、歯根が残っていないと差し歯を選ぶことはできません。そのため、歯根を失ってしまった方や抜歯せざるを得ない方は、インプラントが有力な選択肢になるでしょう。

インプラント以外に、入れ歯やブリッジも候補になりますが、入れ歯やブリッジは噛む力が十分に回復しないだけでなく、審美的にも不自然な印象になりがちです。「自分の歯と同じようにしっかり噛みたい」「周囲の目を気にせず会話や食事を楽しみたい」という方にはインプラントがおすすめです。

差し歯のメリット・デメリット

差し歯のメリット・デメリットについてお伝えします。

差し歯のメリット

自然な噛み心地が得られるのは差し歯のメリットだと言えるでしょう。歯根にある「歯根膜」という組織の有無によって噛み心地は変わってきます。インプラント治療で顎の骨に埋め込む人工歯根には歯根膜がないため、慣れるまでは噛み心地に違和感を覚える人もいるようです。一方、差し歯治療では、歯根膜のある自分の歯根を使うので、自然な噛み心地が得られます。

また、差し歯治療は外科手術をともなわないので、インプラントに比べると治療を受けられる歯科医院が多くなります。治療期間が短く済むのも差し歯のメリットだと言えるでしょう。個人差はありますが、一般的には1~2ヶ月程度で治療が終わります。また、保険適用の差し歯であれば、治療費の負担を抑えることができます。

差し歯のデメリット

保険適用の差し歯は治療費が安く済む一方で、審美性や耐久性に優れているとは言えません。見た目に違和感が生じやすく、特に前歯など目立つ箇所を保険適用の差し歯にすると不自然な印象になってしまうことがあります。一方、自費治療の差し歯にすれば審美性や耐久性は向上しますが、治療費の負担は大きくなります。

差し歯治療では自分の歯根を活用しますが、その歯根が虫歯になるリスクがあります。また、歯根の神経を抜いている場合はもろくなるため、経年によって歯根が破折してしまうことがあります。このように、虫歯や破折など歯根にトラブルが起きると、差し歯を維持することができなくなります。

差し歯がおすすめの方は?

差し歯治療を選択するには、前提として自分の歯根が残っていなければいけません。歯根が失われている場合はインプラントや入れ歯、ブリッジが選択肢になりますが、歯根が残っているのであれば差し歯が有力な選択肢になるでしょう。

インプラントは自費治療ですが、差し歯は保険治療も選べるため、費用を安く抑えたい方には差し歯がおすすめです。その他、治療を早く終えたい方や外科手術に抵抗がある方も、差し歯治療が向いていると言えるでしょう。

最適な治療法を選択するため、信頼できる歯科医院に相談を

自分の歯根が残っていても、状態が悪い場合は抜歯をしてインプラント治療を受けたほうが良いケースもあります。差し歯にするかインプラントにするかは重要な判断になるので、信頼できる歯科医院に相談するのが良いでしょう。

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まとめ

今回は、インプラントと差し歯の違いについて解説してきました。基本的には、歯根が残っているのであれば差し歯治療、歯根が残っていないのであればインプラント治療が有力な選択肢になるでしょう。ただし、それぞれの治療には良し悪しがあり、一人ひとりの患者様によって最適な治療は変わってきます。費用や寿命なども考慮して、後悔のない選択をしていただきたいと思います。

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